秘仏公開!
秘宝、秘境、秘密…
「秘」の一字にミステリアスな響きあり。
仏像にもつけてみよう。
秘・仏。ひぶつ。うふふ…
普段は人目に触れさせることない貴重な仏像を、ドラマチックに「秘仏」とよび、年に1日ないし数日間だけ、法要などの折りに一般公開されて注目を浴びます。
法要日にあわせてるから、たいていの公開日が平日となってしまい、会社勤めにとっては超レア商品。
そのため、見られたときのありがたみがぐっと増し、公開日には、ここぞとばかりに参拝客が殺到するという寸法。
たかが仏像にと侮るなかれ。
昨今の仏像ブームも手伝ってか、ひなびた古刹(古寺)の本堂が観光地並みの人だかりとなる場合も往々にしてあります。
ところで、西国三十三所巡りなど、観音菩薩巡礼のお寺の観音菩薩のほとんどが秘仏で、折角行っても見られないことが多いんですよ。
ちょっとそれは違うんじゃないのか、と思うんですが。どうでしょう。
さらに決して公開しない仏像もいくつかあって、中でも
お水取りで有名な、東大寺二月堂の本尊の十一面観音菩薩に至っては、お坊さんですら見たことがないという
「絶対秘仏」
ほんとはないんじゃないの?